2008年02月24日

ミミズの評価


あんなに気持ち悪いものなのに、
意外と評価が高いのはびっくりしました。

ミミズは、手足、頭、触角等、目につく顕著な器官が体表に何もないので、ごく下等な動物と思われがちであるが、これらはむしろ顕著な頭部器官や疣足を持つ同じ環形動物門の多毛類(ゴカイの仲間)のような複雑な形態を持った祖先から、地中生活への適応として二次的に単純化を起こす方向で進化したものとみるべきである。下等なミズミミズなどでは容易に頭部器官を認識でき、また相対的に小さな事もあり眼点も目立つ。大型の典型的なミミズ類であっても体表には微小な眼点が散在し、光の方向を感知することができる。

一般的なミミズの体の特徴は、細長く、たくさんの体節に分かれている事である。最先端には口前葉があり、ミズミミズ類にはここに眼点等があって頭部と認識できる例もあるが、殆どのものでは極めて退化的で確認が難しい。体には目立った外部器官はないものが多いが、エラミミズなどでは外鰓が発達する。

体表をよく見ると、体節ごとに短いながらも頑丈な剛毛が生えているのが分かる。この剛毛がスパイクとして機能する事でミミズは体のぜん動運動を前方への移動へと結びつけることができる。淡水性の微小なミズミミズやオヨギミミズでは、体のサイズと比べて相対的にかなり長い剛毛を持つ。剛毛はまっすぐに近く単純な毛状剛毛と先端が曲がっており、往々に先が二分する鉤型剛毛などの違いがあり、それらの特徴は分類上重視される。なお、剛毛が皮膚から直接に出て、疣足が見られないのは多毛類との大きな違いである。

成熟したミミズは、体の前の方にいくつかの体節にまたがった肥大した帯状部分を持つ。この部分は外見では中の体節が区別できなくなっているから、そこだけ幅広く、また太くなった節があるように見える。これを環帯と呼んでいる。多くの大型ミミズ類では、環帯より前方の腹面に雄性生殖孔が、環帯の腹面に雌性生殖孔がある。なお、多毛類においては生殖腺はより多くの体節にまたがって存在する例が多い。ミミズにおいてそれがごく限られた体節にのみ存在する事は、より異規体節制が進んだものとみなせるから、より進化した特徴と見ることが出来る。

ミミズの体内は、体節ごとに隔壁によって仕切られている。このような、細かい部屋に仕切られた構造は、壁が柔らかい材料で出来ていても、そこに体腔液の水圧をかけることでずいぶん頑丈なものになる。ミミズには骨もないのに、土を掘れるのはそのためで、このようなものを静水力学的骨格と呼ぶ。

引用『ウィキペディア(Wikipedia)』
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